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株式会社トーイツ

CLIENT
材木メーカー
AREA
東京都
PRODUCTION TIME
2022/12-2024/5(1年6ヶ月)

100年先を見据えた、家業から企業への改革。

STEP 1課題

売上重視の経営スタイルから理念に基づく経営への転換が求められていました。会社の理念が統一され、社内外に正しく発信し、社員自身が自立的にブランドを運用できる状態を目指していた。

STEP 2施策

理念の言語化からロゴ制作、ツールの整備、定例での伴走まで、一貫してブランディングを推進。代表の意志を起点に全体設計を行い、社員・家族・お客様・地域など関わる全ての人々との「関わりの輪を巡らせる」企業理念を可視化。社内外の認識統一とブランドの自走を目指す。

STEP 3詳細

不明瞭だった社長の考えが明確になり、社長自身の迷いが払拭。社員にも想いが伝播され、理念に基づいた行動に変化。トップダウンだった状態から、会社を主語に意見する社員が増え、次世代の育成やブランド拡張、組織改革の推進力の礎となった。

WORKFLOW -

課題

創業100年を迎えた材木を扱う事業を手掛けるトーイツ。近年売上は好調だが、その背景は競合他社が減りお客様が増えている状態であったため、偶然の好調にすぎないという危機感がありました。

これまでの売上重視の姿勢では、社員の給与が際限なく増え、人として大切な価値が欠けた会社になってしまう懸念も。タイミングとして、「家業」から「企業」に変化していくため、ブランディングを実施し、変化してきたい思いがありました。

代表の考えを言語化し、社員が心の底からその考え方に納得してもらえるような状態にし、社内外でトーイツブランドの認識を一致させたい。社員自身がブランドを判断し自立的に運用できる状態を目指していました。

WORKFLOW -

施策

まずは代表へのアンケート、ロングインタビューを実施しました。その内容を整理、分析し、理念を言語化。代表が掲げた、関わるすべてのステークホルダーの好循環を生み出すという思想を可視化することを実現。
また、策定した理念をビジュアル化するVI制作として、事業の根本にある木をモチーフとしたロゴを制作。デザインキーワードには「巡る」「波紋」「成長」を設定し、周年ロゴなども展開。ブランドが社員の言葉で語られる状態を目指しました。

その後、ブランドの世界観を統一し、理念を伝えるため理念ブック、名刺、会社案内などの各種ツールも、目的に応じて優先順位をつけて設計・制作。企業の資産として残るクリエイティブを丁寧に進行しました。

プロジェクト全体として、お客様とのブランディング定例では経営の伴走を行い、課題整理・中長期計画と共にブランディングを継続的に推進。社内外でブランドが理解され、自走できる状態を構築を実現しました。

WORKFLOW -

結果

会社の方向性や価値観に対する社長の考えが明確になったことで、社長自身の迷いが払拭されました。その考えは社員にも伝わり、日々の行動が理念に沿った内容に変化しています。

これまでのトップダウン型の構造から、会社を主語に「どうするとよいか」を自発的に意見する社員が増えてきました。結果として、社員一人ひとりが主体的に関わる土壌が育ち、次世代の育成や自社ブランドの拡張、組織改革といった取り組みにおいても、全社的な推進力の礎となり、企業としての安定した成長と持続的な価値創造の基盤が整いつつあります。

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