GIFT

メニューの開閉

株式会社自遊人

CLIENT
観光業・出版
AREA
新潟県
PRODUCTION TIME
2021年5月〜8月

憧れではない、本気の同志を集める理念を。

STEP 1課題

知名度がある経営者、会社だけに憧れで人は集まるが、あこがれが大きすぎるがゆえに現実の業務とのギャップで辞める人も多いこと。正社員は地方勤務になるためにそもそも集客が難しく、長く努めてもらうことが難しいこと。規模の拡大拡大によって会社の指針が伝わりづらくなっていた。

STEP 2施策

採用スローガンの作成/自遊人十条(価値観の言語化)の作成/採用サイトの作成・記事制作。採用HPの制作依頼であったが、単にサイトを作るだけではなく、コンセプトとなる採用スローガン(岩佐十良さんの考え方の採用向け言語化)、社内のらしさ(VALUE)言語化をセットで行うことで、会社の軸を整理しながらクリエイティブを形にした。

STEP 3効果

祖業である制作会社、雑誌社らしくWEBマガジン型の採用サイトで仕事や暮らしのリアルを可視化し、地方勤務の価値を訴求。映像や写真もこだわり尽くし、クリエイティブの質でも勝負。また理念や価値観を正しく発信することで認識ギャップを解消し、共鳴し現場で活躍できる人材を惹きつける基盤を築いた。

WORKFLOW -

課題

自遊人は岩佐十良さんが学生時代に創業し、約30年にわたり独自の哲学を軸に成長してきた企業。宿泊施設としてメディアで高い注目を集める一方、本社が南魚沼にあり勤務地も遠隔地のため採用では敬遠されやすい課題がありました。

魅力と同時に地方勤務の現実をどう伝えるか。また実際には「自己実現できそう」と憧れて入社する人ほど、地方でも都市並みの成果を期待される厳しさに耐えられず早期退職する傾向があり、ターゲットを見極める必要がありました。さらに松本十帖の開業で人員が急増し、これまでのように一人ひとりへ直接対面で哲学を伝えるのが困難に。

マニュアルを持たない方針を維持しつつも、本質を理解し実践できる人材を育成するために「インナーブランディング」を浸透させる言葉の整理も不可欠でした。

WORKFLOW -

施策

自遊人の採用施策は三本柱で展開。まず、創業以来一貫する「想像力で社会貢献を目指す」という信念を基に、価値観を体系化した「自遊人十条」を作成。岩佐氏への対話を重ね、採用基準となるモノサシを共有可能な形で言語化しました。

次に、採用スローガン「地方から、豊かさの意味を変えていく。」を策定。食や地方創生を軸に、金銭的充足にとどまらない豊かさを提案し、日本の未来を変える意志を表現しました。そして、採用サイトをWEBマガジン化。宿泊施設もメディアと捉える思想を反映し、現場のリアルやメンバーの姿を記事化することで、何度も訪れたくなる媒体に。

これらにより、理念の可視化、ターゲット共感の獲得、そして継続的な情報発信が行えるプラットフォームをつくりあげました。

WORKFLOW -

結果

これまでは訴求できていなかった応募者に対する具体的な仕事のイメージを、映像や写真を多用しながら祖業の雑誌社らしいWEBマガジンコンテンツとして表現したことで理解が進み、入社後の認識ギャップを防ぐ土台を築くことができました。

さらに、勤務地としての地方を地方創生文脈だけではなく「暮らす」ことにも価値を感じてもらえるようコンテンツに落とし込み、生活そのものの魅力を伝達。これまで伝えられていなかった働く=暮らすことの価値訴求ができるように。

理念や価値観を言語化し、スローガンやメディア化した採用サイトを通じて正しく会社の本質を発信したことで、従来の「憧れて入社し、現実との落差に辞めていく」という課題を解消。会社の哲学に共鳴し、実際に現場で力を発揮できる人材を惹きつける基盤が整いました。

よく似た実績

このページのトップへ