ギフト株式会社

CI -コーポレートアイデンティティ- 企業ブランドの確立 / インナーブランディング / アウターブランディング

ブランディングを通して
現場の課題の根本を解決したい

CLIENT
アドバンド株式会社
成果物
ミッション バリュー 行動指針 評価制度

OVERVIEW

アドバンド株式会社は池袋にある2006年設立の広告制作会社。社員全員がクリエイター、すべて直販で制作することが大きな特徴です。設立当初は印刷物のデザイン制作領域がメインでしたが、近年はさまざまなツール・領域に広がっており、会社として変化の時期にありました。業務内容が年々変化したり増えていく中でも、一貫したアイデンティティを確立すべきと考え、ブランディングの依頼先を探していらっしゃいました。

目の前の課題よりも先に、
解決すべきは一貫したブランドを持つこと

まずは現状把握のために、社長と社員のみなさまにインタビューをさせていただきました。見えてきたのは様々な側面での現場課題。しかしその課題すべてに影響する根底の部分「企業理念」を作り上げることが、対処療法ではなく根本治療になると考え、企業理念の策定からプロジェクトをスタートさせました。

社長抜きのプロジェクトメンバーが作り上げる
企業の核

最初にいただいたご要望。それは、社長は今回のプロジェクトに入らない、ということでした。会社は社長のものではなく、社員全員によって成り立っているもの。社長の意見に社員が傾いてしまうことを避けるため、という意図がそこにはありました。そのため、取材を通してプロジェクトメンバーの選定も弊社が行わせていただき、5名のチームを編成しました。メンバーは、世代や性別、社歴もさまざま。会社の根幹を決めていくというプレッシャーと戦いながら、ひとつひとつの言葉を丁寧に精査し、セッションを繰り返しました。

社長が思わず涙したミッション

当初予定よりもセッション回数を追加するほど、練りに練ったミッションやバリュー。最後には報告会を開き、プロジェクトメンバーから社長へ、導き出した言葉を伝えました。定められたミッションは、報告会の途中にも関わらず、社長が思わず涙するほどに心を貫く言葉となっていました。社長の言葉をお借りすると、「今までの仕事に対する一貫した姿勢が走馬灯のように思い出される」ほど、的を得た表現になっていたそう。最後まで一緒に考え抜いてきたプロジェクトメンバーも私たちも、共に感極まるシーンでした。

ミッション/バリュー/行動指針

ミッションやバリューを自分たちの中から生み出せるよう、さまざまな角度の問いかけを通して会社と向き合い、言葉を形づくっていきました。

VI(ビジュアルアイデンティティ)構築

策定したミッションを持つ企業は、どんな見え方をしているだろうか。言語化の次は、企業のビジュアル面を定めていきました。人に例えた時の性格、社員の服装といった視点からも認識を合わせていくことで、さらにアドバンド像が深まっていきました。

ロゴデザイン

自分、仲間、お客さま。 3つの円がつながることで生まれるアルファベットの「A」をシンボル化。あらゆる状況に対し 常に調和を生み出す「バランス感覚」、対立するものの均衡を図り 共通の利益を見出し実現する 「まっすぐさ」と「しなやかさ」を表現したロゴ。
自らもデザインのプロであり、強いこだわりがあるが故にロゴを決めるのは容易ではありませんでしたが、「ミッションをより表現できていること」を判断基準に納得のいくものが完成しました。

人事評価制度

現場には、キャリアステップが見えない、成長実感を得づらいという課題もありました。企業理念を会社が体現していくことと、社員一人ひとりの成長は切り離せないもの。評価項目や評価フローをつくる過程で、迷いなく活用できる内容になっているかを問い続けたことで、企業理念を体現するために必要な行動、足りない心構えなどを、日々に落とし込んで意識できる仕組みを構築しました。

アドバンド株式会社 https://adband.jp

TAGS

#理念浸透施策#評価制度構築#ミッション#バリュー#行動指針

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