
有限会社インターアーム
- CLIENT
- AREA
- 東京都
- PRODUCTION TIME
仮)強みを言葉に。かたちに。
- STEP 1課題
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依頼を受けたのはコンセプトブックの制作依頼。制作したい背景には「自社の特徴の伝え方が分からない」という課題があった。個性豊かな社員が強みだと認識しつつも社外へなかなか伝えられない状態だったため、まず会社の存在意義やビジョンを定め、個性がその武器になると再定義することからプロジェクトをスタートした。
- STEP 2施策
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社長と社員の皆さまへの取材を踏まえ、ギフトからMVVを提案。自社らしい言葉を一語ずつ一緒に確かめながら共通する軸を言語化していった。コンセプトブックには、策定したMVV・施工事例・社員の対談記事を掲載し、ミッションを表現するアート制作まで実施することで、ブックそのものと制作プロセスの両面から「らしさ」を体現するプロジェクトとなった。
- STEP 3結果
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自社の軸を明確にしたことで、社外には施工実績だけでなく言葉でも特徴を伝えられ、新規顧客への広がりが期待できるように。また社内では会議の意思統一が図りやすくなり、これまで大事にしてきた価値観も尊重しながら、新たな企業ステージへ進む基盤をつくることができた。
WORKFLOW -
課題


きっかけは、自社を伝えるコンセプトブックの制作依頼でした。弊社へのご依頼前に一年ほどかけて構想をすでに練っていたけれど、中々前進しなかったそう。その理由は、自分たちの特徴をどう伝えて良いか分からなかったから。社員それぞれの得意や嗜好性を活かしたオフィスづくりで個人に指名が入るほど、社員の個性が武器だと認識はしていたものの、個性がバラバラなだけにその伝え方を模索されていた。
課題を踏まえてまずご提案したのは、会社の軸を定めること。自社の存在意義やビジョンをつくることで一本筋が定まり、それを実現するために必要な武器が社員の個性であると再定義することに。ブック制作が当初の依頼ではあったが、会社の旗がない危機感を兼ねてからお持ちだったお客様にとっても、納得の進め方だった。「自分たちの大きな名刺をつくるような感覚で、これを機にやっていこう!」そう心に決めた社長さまの言葉が印象的だった。
WORKFLOW -
施策


社長様と中核を担う社員様数名への取材を実施後、弊社からMVV案をご提案。フィードバックをお客様からいただく中で見えてきたのは、「めざすオフィスのあり方」や「顧客との関係性」に対する共通点でした。個性の発揮の仕方は人それぞれだが、その共通する根本が自社の特徴である。何となく認識していたことが、言語化することでお客様の中でも確信に変わっていきました。
コンセプトブックには、策定したMVVと、それを形にした施工事例写真、そして社員が自社の特徴を語る対談記事を載せ、すべてがMVVとの繋がりを感じられる内容とした。特徴的なのは、ミッションを表現するアートをつくりその写真を掲載したこと。象徴的なそのページは、読む人に意味を考えさせ、面白そうな会社だと興味をひく狙いもある。お客様の繋がりのあるアーティストに依頼するなど、今回のPJそのものがお客様らしい”繋がり”を大切にした進め方であり、形になったブックやアートからだけでなく、プロセスを含めインターアームらしさが再認識できるPJとなった。
WORKFLOW -
結果
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これまで自社のことをどう伝えるか試行錯誤してきたお客様にとって、軸が明確になることは社内外への良い効果があった。
社外に対しては、自社の特徴を、施工実績という”結果”だけではなく言葉でも語れるようになった。それによりすでに実績を知っている既存顧客だけでなく、新規の顧客にも特徴が伝えやすくなったため、リピートが中心のインターアームさまにとって顧客層の広がりが今後期待ができる。
また社内に対しては、意見がバラバラで着地しづらかった社内会議なども、共通部分に立ち返って意思統一が図りやすくなった。数年前に創業者から二代目社長へ交代された背景もあり、皆が共通して掲げるものの存在は、お客様が自社らしく永続していくための大きな一歩となった。