
株式会社ウェルカム
- CLIENT
- 飲食・雑貨・小売
- AREA
- 東京都
- PRODUCTION TIME
- 2015年〜
日本を代表するライフスタイルブランドの統合を伴走する。
- STEP 1課題
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DEAN & DELUCA、GEORGE’S、CIBONE、TODAY’S SPECIALなどのブランドを運営する株式会社ウェルカム社(2015年当時)。株式会社ウェルカムと株式会社ディーンアンドデルーカ・ジャパンがグループ統合するタイミングで、同じMVVで思想を統一したいという想いがあった。
- STEP 2施策
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当初はMVV言語化、クレド作成、社内ツール(ブランドブック、ウェブサイト)を制作。その後採用ブランディング、理念浸透プロジェクトなどを幅広く展開。定期イベントである入社式演出、理念浸透イベントなども含め、あらゆる面から社内外へのブランド浸透を10年以上かけて伴走中。
- STEP 3結果
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「感性の共鳴」というミッションが非常に浸透し、すべての経営の軸として機能。社員の価値観統合と内発的モチベーションを強化しつつ採用の魅力もアップし、応募率・定着率にも寄与。外部の見せ方と内部の運営が整ったぶん、ブランドと組織の持続的成長基盤を構築できた。
WORKFLOW 2015 -
課題
ウェルカム社は「食とデザイン」を軸にライフスタイル領域で多面的な事業を展開しており、外部には洗練されたクリエイティブ力のある企業として見られていました。そこにディーンアンドデルーカ社が経営統合することに。代表は同じだが、社風は全く違う2社。でもめざすところは同じだからこそ、一つになって更に大きなコトづくりをしていきたい。理屈では理解できるが、実際に内部では自社のあり方や軸を別々から来たメンバーそれぞれが理解して体現する一貫性ある組織をつくることが求められていました。
働き方、こだわりはもちろん飲み会の空気一つから全く違う2社の文化風土を整合させながら、共通の価値基盤を設計することが当面の命題でした。
WORKFLOW -
施策
ウェルカムのあり方をそのまま体現しているのは代表の横川正紀氏。彼の考えや思考回路をまずは洗いざらい引き出して、整理をして、文脈を形成。そのうえでMVV、ブランドステートメントやコピーを整備し、すべての発信に統一性を持たせました。一方、内部に向けては価値観を言語化し、クレドや行動指針に落とし込み、ブランドブックや社内報、浸透映像や入社式演出などのツールを制作。
採用ブランディングにおいても、外部に魅力的かつ正確に組織文化を伝える表現を構築。上からトップダウンで下ろすのではなく、現場の社員との関わりを持ちながら対面で伝えていくアプローチを徹底し、ブランドの核を社内に共通言語として定着させることができました。
WORKFLOW -
結果
10年単位でご一緒してきた同社だからこそのご意見として、10年を振り返って代表の横川正紀氏に話を聞いたところ、兎にも角にも「感性の共鳴」というミッションの軸が定まったことがすべてであり、ここまで成長してこれたのもそのおかげというお話を頂きました。
2社の統合、DEAN & DELUCAの躍進、その後生まれたHAY事業部や虎ノ門横丁、GOOD CHEESE GOOD PIZZAをはじめとする外食事業部の好調な成長もすべての軸がブレていないことが土台にあるという基盤をつくることができました。
横川正紀氏との対談として更に詳しいブランディングの効果や同社のヒットするブランドづくりの秘密に迫る記事を公開しています。リンク