OVERVIEW

ベルトコンベヤ部品を取り扱う、株式会社JRC。1961年創業以来、コンベヤ部品のプロとして全国に拠点をおき、国内No1のシェアを誇っています。時代も変わり、提供価値の変化もあり、ベルトコンベヤだけの企業ではなくなってきました。今一度、企業全体のブランドを見直すタイミングが来たのではないか。そんな思いからJRCのリブランディングプロジェクトはスタート。メンバーで何度もセッションを繰り返し、経営理念の再定義を実現させました。

ベルトコンベアだけの企業ではなくなってきた

1961年創業の「浜口商店」から始まったJRCは、半世紀以上コンベヤ部品の製造・販売で事業拡大してきました。時代も変われば、世の中から求められるものも変わる。世の中にとって必要な企業でありつづけるために、変化していくタイミングであると考え、新規事業もスタートしたJRC。ベルトコンベヤの付加価値の見直しを行なったところ、これまでの企業理念では網羅できていないことが分かりました。

ONE HEART PROJECT

リブランディングを実施するにあたり、社内にプロジェクトチームを発足。メンバーの心をひとつに合わせ、同じ方向に進んでいけるよう「ONE HEART PROJECT」と命名しました。チームがめざすのは、会社のめざす姿が全社員の共通認識となり、JRCのファンが集まる会社にすること。そのゴールを決め、約3ヶ月にわたりプロジェクトを実施。

創業者やキーマンの取材で企業の理解を深め、集まった情報を整理整頓していく。「その言葉はJRCらしいか」「私たちの提供価値を表現できているのか」。全員が納得できる言葉になるまで、チームメンバーで丁寧に議論を重ねました。そして、メンバーが主体的に導き出した言葉が、これからのJRCの軸となる新企業理念となりました。

新たな志を掲げリスタートを

プロジェクトが始まった2019年は、JRCにとって大きな転換期でした。一般に転換期には、大きく前へ進んでいる企業と、置いてけぼりになる社員が生まれ、足並みが揃わない事態も起こりがち。そんなタイミングに、社員全員が同じ方向を向くためのコンパスとして、企業の考えを示すことはとても重要です。日々の仕事における判断軸が生まれ、自分ごととして社員一人ひとりが行動ができる。JRCも、誰がみてもわかりやすい旗を掲げることができ、新たな歴史がスタートできたことと思います。

スローガン

時代を経ても変わらない、企業の存在意義や 事業が変わっても変わらない企業の目指す未来はなにか。 多くの社員様からのヒアリングやプロジェクトメンバーの皆様との ワークショップによって、その言語化を行いました。

株式会社JRC　https://www.jrcnet.co.jp/